バルセロナのガウディ建築案内番外編⑧

カデーナ通り22番地のガウディの家carrer de la Cadena, 22 (現在rambla del Raval)
伯母の家に居候になって建築家たちの間をアルバイトができるようになると1873か4年にはガウディは自分で家を借りるようになる。今度は市心よりは少し外れて、ラス・ランブラスの更に外れにある、当時は町工場などが集まるところだった。しかし、このすぐ近くにはプンティの町工場が、あるいはマタマラの工房があって彼らの手仕事にのめりこんでいたガウディとしてはもってこいの場所だ。現在では区画整理がされ、ランブラ・デル・ラバルという名前になって家の前に広い散歩道ができたが、当時はそのランブラの道幅にもう一つブロックが建っていたのでかなり密度の高い一帯でもあり、家賃も更に安かったのだろう。現在はボテーロの猫の彫刻が家のすぐ前に置かれ、通りはカフェの並ぶ快適な場所になっている。
アクセス:地下鉄(L3) Liseuから徒歩15分
所在地:Carrer de la Cadena, 22

バルセロナのガウディ建築案内 (コロナ・ブックス)

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