Conimbriga 2011.08.14


コニンブリーガのローマ遺跡跡 モザイクが色々残っていました

ミュージアムはローコストの施設でしたが展示システムは良くできていました

ViseuからはCoimbraを抜けて明日の予定であるTomarへぬける高速上にあるのがこの遺跡だ。地図上ではそうなんだけれど、これが分からないので仕方なくガソリンスタンドにいたパトカーの警官に聞く。色が黒いのでこれはブラジル系なのだろうか。体格も肉食という感じだ。警官というのはどこに行っても同じ、何か人を疑ってじろじろ見る。さすがちゃんと道順の説明があったので、何なくコニングリーガい着く。駐車場は一杯なくらい人が来ているようだ。鈴木さんから聞いていたので見学できるところは広大だという事だが、今日は曇り空なので、見学も楽だ。発掘作業は今はしていないようだ。屋根が掛かっっているところは、どうやら見ものであるモザイクのある邸宅ようだ。屋根は何とMero社のスペースフレームを使っているが全く無駄という感じ。ムルシアのコンペでもやはり、ああなってしまってはマズイ。もう一カ所、フォーラム裏側の民家は土壁でこれも保存上問題があるようで、屋根が掛かっていた。こちらは土壁なので、天井高は雨が降り込まないようにだろう、ムルシアと条件は似ているが、保存には屋根をかけねばならないのだ。モザイクは見ものだが、施設としては全体に古い、理想復元もどうにも大雑把で、現代ポルトガル建築というのが非常にレベルが高いのに、こちらはどうもいけない。官僚が設計したのかもしれない。驚いたのが記念館があるのだが、この展示がよかった。お金もかけていないし、結構古いのだが、基本的にジオラマと展示のショーケースを混在させてあり、展示品の背景がよく分かる。これは今やっているカイロの国立エジプト文化博物館の展示でも学ばなければならないことだ。今は直ぐにモニターとかなんかを入れてしまうのだがこれは反省すべきだ。入場者は結構モニターを見ないというのもベルリンのNues Museumで体験した。オリジナルのものがいいものがあれば、やはり見る必要はない。こういう点でははやりライデンの民俗博物館はやはりよかった、モニターも適所に置かれていた。
オランダ・ライデンの民俗博物館 これはやはり今まで見た中では展示に限っては最高でした

ベルリン・Nues Museum チッパーのにしては悪くないですね。しかしこれだけお金がかかっていると・・・・ 圧巻は大型パネルが繊細で、これは大変であったろうと思いますね

スペイン建築になぜポルトガルにあるコニンブリーガと思われる方がいますが、この時代はイベリア半島には国境はありませんでした