Lindoso2011.08.17

リンドーゾには多分77年に行っていると思う。この村の事はシザに教えてもらったのを覚えているので、やはりその頃で、その後これを日本の雑誌にレポートした。当時は子供がよって来て、写真を撮れとせがんだものだ。その次には92年に行った。この時には結構多勢連れがいたのでゆっくり見学も出来なかった。
今回は道路も整備され驚きで、泊まっていたViana do Casteloから何なく着いてしまった。途中の村で巨石文化の遺跡があるということで行って見たが途中でわからなくなってしまい見損なってしまった。
この辺りは国の指定の自然公園として指定されているが、山火事があったのか木が異常に少ない。村を散策している間に、おじさんと、犬に付きまとわれた。おじさんはどうもエスピゲイロの世話役らしく、保存されているところを見回りに行ったようだ。しかし、昔はもっとエスピゲイロがあったような気がする、それにどうも村自体も別荘なのだろうが、小ぎれいな家や、建設中の家が結構あった。最初に行ったときには子供たちが出てきて半分以上が裸足だったんだが、今は子供もあまり見ない。皆、家でPSで遊んでいるのだろうか。
犬の方は近くに寄ってこないけれども遠巻きに監視している感じで、何度も角々で遠くにいるのが目に入った。こちらを窺っている感じである。物珍しいのか、何かもらいたいのかは分からない。
そういえば、昔ポルトガルに来て、村なんかに行くといつも聞かれたのは、お前は何人だという質問で、黙っているとドイツ人だろうという、そこで次がそれならフランス人だろうという。それも違うというともう次がもう出ない、日本人だと言ってもキョトンとしているだけだった。すっかり忘れていて、さらに国境方向に行ったら、城があって、アーそうだ、こちらにエスピゲイロが集中しているのだというのを思い出した。城は昼休みで閉まっていたけれどここから群集した様子が手に取ったように見える。どうやら、案内所まで出来ている。昔数えたら60あったのだけれども、今では数は減っている。それでもこれだけ集まっているとやはり圧巻である。
レストランも出来た。いや、開けてきましたね。これがいいのか悪いのかは分かりませんが・・・。

リンドーゾについては
http://d.hatena.ne.jp/Arquitecto/20110327/1301217049
扱いました