エルナン・ゴンサーレス・デ・ラ・ララ

Hernán González de la Lara
生:Ampuero?[カンタブリア]/1512年頃 没:トレド/1575年
スペインの建。1540年代にトレドに移り住む。コバルビア*の弟子として働き、師コバルビア、またセルリオの影響を受けた。ゴシックをぬぐいきれないまでも、トレドにおけるルネッサンスの代表的作家となる。トレドのタラベラ病院(1553〜75年)ではコバルビアのもとでパティオ(1545〜47年), 上部の窓(1545〜46年)ファサードの下部(1545年)などを担当し、1550年のコバルビアの引退に工事を引き継いだ。同カテドラル(1565〜76年、66年には工事長に任命)の工事を引き継いだ。彼自身の作品としてはプエブラ・デ・モンタルバンのフランシスコ派の修道院(Puebla de Montalbán), タラベラ・デ・ラ・レイナのジェロニモス派の教会(Jerónimos, Taravera de la Reina、80年代に簡略化され着工), ルエラの教区教会(Luera, Menasalbas, Toledo, Casa Vargas, 1568〜1571年), トーレ・エステバン・デ・アンブラン(Torre Esteban de Hambran, Toledo, 1569年), フェルナンド・セルタ邸(Casa Fernando Cerda, Toledo, 1571年)、トレドのカルメリータ・デスカルソスの修道院(Carmelitas Descalzas, Toledo)などを残した。

《参考文献》
García Rey, V., El Arquitecto Hernán González de Lara, Arquitectura, Madrid, 1924-1925年.

タラベラの病院パティオ