フアン・デ・オ・オビエド・イ・デ・ラ・バンデーラ(同名の父と区別するため俗称エル・ホベン/エル・モソ)

Juan de Oviedo y de la Bandera (el Joven/el Mozo)
生：セビリア/1565年　没：Bahía, ブラジル/1625年
スペインの建、彫、軍技。
彫刻家フアン・デ・オビエド(Juan de Oviedo el Viejo)の子。セルバンテスはじめ時代の作家、詩人から褒め称えられその才能に一世を風靡、スペイン全国で名声を高めた。ヘロニモ・エルナンデス(Jerónimo Hernández)の工房で働く。カサージャの教会(Cazalla, Oviendo, 1604年) 、サンタ・イサベルの教会(Santa Isabel, Oviedo, 1610年)の祭壇を組み上げる。セビリアのカテドラルのフェリペ2世の墓(1598年)をデザインしている。
最も重要な作品は現在市の美術館となっているメルセの修道院(Merced, Oviedo, 1602〜12年)でマニエリズムの代表的な建築作品となっている。
軍事エンジニアとしてはアルメリアの防御施設などをデザイン、後にブラジルに渡り軍事エンジニアとして従軍するなか1625年3月25日に戦死している。
《参考文献》
López Martínez, C., 『El escultor y arquitecto Juan de Oviedo y de la Bandera (1556-1625)』, Sevilla, 1943年
Daniel Pineda Novo, 『Escultura e Imaginería,. En: Cosas de Sevilla』. Editado por el Grupo Andaluz de Ediciones. Sevilla, 1981年
『Arquitectura barroca de los siglos XVII y XVIII, arquitectura de los Borbones y neoclásica』. Historia de la Arquitectura Española. Tomo 4. Editorial Planeta. 1986年.
Alfredo J. Morales, 『Arquitectura del XVI en Sevilla』, Cuadernos de Arte Español. 1992年