アドルフ・マス・イ・ギネスタ

Adolf Mas i Ginestà
(1861〜 1936年)
カメラマン。
文学と法学を学ぶが、1886年にカメラマンとしてバルセロナを足場に仕事を始める。アート、建築、風景を主に撮ったが、時代の新風であるモデルニスモの作品群を数多くカメラに収めている。
『四匹の猫』に出入りし、新しい芸術運動に浸っていた。クライアントはその同僚だったり、公共機関からの撮影依頼だったりしたが、このうちでもカタルーニャ研究所(Instituto de Estudios Catalanes)の依頼による1907年のピレネー山脈カタルーニャ・ロマネスク教会の調査へ参加して残した貴重な写真が今に伝えられている。これらはマス・アーカイブ(Arxiu Mas)として残され今に伝わっている。現在35万枚のネガが残されている。
ガウディのほぼ全ての実現された作品もマスによって撮影されて、コロニア・グエルの教会模型も撮影などの依頼も受けている。