ジョアン・マタマラ

Joan Matamala i Flotats (1893〜1977年)
彫刻家。
親子2代にわたってガウディと協働。祖父はジョアン・フロタッツ*。ジョッジャの学校に学び(1910年卒業)、サグラダ・ファンリアで父の下に修業した。父の死後は御誕生の門の彫刻を完成させる。ガウディのデスマスクを作ったことでも知られているが、ガウディの没後はガウディの構想だとするスケッチなど膨大なドキュメントを残すが、その内にはメキシコ人の富豪がバルセロナにガウディを訪ねニューヨークに高層のホテルの設計を依頼したというプロジェクトも含まれている。
マタマラのこの記述は、ガウディの弟子であり最初の伝記作家であったラフォイス*ですら触れていない、この計画案の記録を書き、更にガウディが創案していたという案をスケッチにまで描いて残している。

マタマラが描き残したガウディが設計したとされる、ニューヨークの高層ホテル