イウ・パスクワル・イ・ロデス

Iu Pascual i Rodés (1883〜1949年)
スペインの画家

ガウディとも親交の篤かったジョアン・リモーナの弟子。風絵画を得意とした。
ガウディとはリモーナの執拗な説得で当時はすでに世間でもある程度の社会的な地位もあったガウディが建設中のサグラダ・ファミリアの工房で仕事をしている。このほかラ・ペドレラのエントランス部分の天井画、マジョルカのカテドラル修復計画のステンドグラスでも仕事をしている。こうしてガウディとは30年もの間トーレス・イ・ガルシア*(Torres i García), リカルド・オピソ*(Ricard Opisso),アレイシ・クラペス*( Aleix Clapés), ジャビエル・ノゲス*(Xavier Nogués) ,ジャウマ・ジョンゲーラス *(Jaume Llongueras)らの画家とともに協働している。
リモーナそれにガウディもそして協同した画家たちはいずれもサン・リュック美術サークルのメンバーばかりだった。その後1914年にはオロットに移り美術学校の教師をしていたが戦後は共和制政府が作った風景画の学校で校長をしていたという経歴から政治犯扱いされてみじめな最期を遂げている。

ラ・ペドレラ