セビージャカテドラル参事会室

この楕円プランの参事室はスペインのマニエリズムの代表的な作品として知られる。時の大司教フランシスコ・パチェコのイコノグラフィーの提案に、建築はエルナン・ルイス2世の設計だがアセンシオ・デ・マエダによって1592年完成されている。画家パブロ・デ・セスペーデスPablo de Céspedesが画を描いているほかレリーフは老ホアン・バウティスタ・バスケス(Juan Bautista Vázquez el viejo, 1589年没)とディエゴ・デ・ベラスコDiego de Velascoの作品である。矩形のレリーフは1590年ころマルコ・カブレラMarcos Cabreraによって設営された。ヴォールトには大司教がムリージョに1667年依頼した絵がかかっている。床は1591年にローマのミケランジェロが設計したカンピドリオの広場からインスピレーションを受けたデザインとなっている。

エルナン・ルイス2世によってデザイン、着工された楕円プランの参事会室。これのアクセスもカーブが付いている

何気なくムリージョの絵がかかっている

床はみゲランジェロのカンピドリヲオをコピーしている

1582年アセンシオ・デ・マエダによってこのヴォールトが閉じられる