バルセロナのガウディ建築案内(34)

エスプルガ・デ・フランコリ L´Espulga de Francolí
1869年の夏休みを利用して、級友のトダ、リベーラと行ったポブレ修道院のある村、エスプルガス・デ・フランコリに行く。レウスからは約37Kmあるので、歩いて行ったのだろうか。ここにはリベーラの姉が嫁いでいた。そこを頼りにポブレ修道院を見学しようということだった。
現在の村は人口4千人弱で、修道院の人類の遺産指定以来、観光客が来るのか、かなりの数のホテルやレストランが村にはある。それにポブレの修道院と並びこの辺りには他に2つのシトー派の修道院があり、これも手伝い見学者も多いのだろう。
その後1882年5月18日にガウディはカタルーニャ主義科学遊覧協会のメンバーと再訪している。修道院の荒廃は相変わらずひどく、見学にはかがり火が必要だった。
また、町はずれにはガウディの弟子のマルティネイがデザインしたワイナリーがある。インテリアには大々的にパラボラ・アーチが使われ醸造スペースに必要な大空間を作っている。
アクセス:バルセロナから110km, タラゴナからも鉄道がある。

エスプルガスの町

市役所

ワイナリー