バルセロナのガウディ建築案内番外編(39)

サン・フェリウ・デ・コディーネスの合唱団旗senyera de l’Orfeó Feliuà

1885年コレラはスペイン全土を襲い、5千人の死者を出したが、その中でもアンダルーシアのハエンが最もその威力を振るって死者の半数を出している。ガウディは人口の集中しているバルセロナコレラの感染を恐れ、街を去り40km離れたサン・フェリウ・デ・コディーネス(Sant Feliu de Codines)にいる友人フランセスク・ウジャール(Francesc Ullar)を頼って感染避難している。この大地主でもある彼の世話になってその家に6月の1日から9月30日まで滞在した。この間のお礼としてダイニングのテーブルをデザインした他、彼の経営する繊維工場の建設にも助言している。またこの縁で後年同地の「フェリウ合唱団の団旗」をデザイン(1900年)し、この町に戻っている。この旗は現存、市の博物館に保存、展示されているので見学可能。
所在地 :Museo Municipal Can Xifreda, Parc de Can Xifreda
アクセス:, 第1日曜日11時から14時。20人以上の団体は予約制で開館可能。

本編もよろしく。

バルセロナのガウディ建築案内 (コロナ・ブックス)

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