バルセロナのガウディ建築案内番外編(51)

クリスト・レイの教区教会
今日はラ・サグレラというちょっと中心部からは遠くあまり行かない地区へ行った。帰りの地下鉄に乗ろうとしたら、気になる教会が広場に面して建っていた。どこかで見たような教会だというのが第一印象であった。気になって帰ってから調べてみたらクリスト・レイの教区教会という事で。何と作家はエンリック・サグニエールであった。クリスト・レイという名前のこの教会(Església de Cristo Rei)は近くにあったヨーロッパの名車と知られているイスパノ・スイサの工場があり、この寄付によって1911年着工し1928年完成した教会だった。どこが気になったかというと、ビジャールのサグラダ・ファミリアの案に似ているかなということだ。といってもビジャールのはネオ・ゴシックでこちらはディティールはネオ・ロマネスクだ。しかし、レンガ造といい、正面に立ちはだかるタワーといい似ている。どこかスケール感がビジャールの案に似ている。これならサグラダ・ファミリアも17年で完成したはずだった。

所在地:Plaça dels Jardins d´Eix