コルドバのモスク/Mezquita de Córdoba 1
オレンジのパティオといってもオレンジだけではないのですが・・・・。
しかし、モスクの全体の構想からすれば、カテドラルの暴挙はタカがしれているのかもしれません。
パティオには3方ギャラリーが囲み、オレンジの木がくつろぎの日陰を作っている。
オレンジのパティオからモスク部分への導入箇所。ミナレットは完全にその面影もなく鐘塔に変わっています。
ミヒラブ。これもキリスト教徒たちは取り壊すことなく今に残っています。
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コルドバのレコンキスタは1236年。もともとは西ゴードの教会、サン・ビセンテだったわけで、これがさらにキリスト教の教会に転用することになったわけだが、最初はマイナーチェンジの改装が続いたが本格的な大改装が15世紀になって行われた。この時モスクの無機質、水平空間を大々的に破ることになってしまった祭壇が建設された。しかし、興味深いのはこの大改装に参加したわけであるが嘆いた王がいた。カール1世である。かれは、世界に類を見ないこの空間をカテドラルの建設によって台無しにしてしまったと悔んだ。
モスク内に作られたカテドラル
モスクと教会をオーバーラップ一応形になっているという感じですが、キリスト教徒がイスラム文化への憧憬があったからで、取り壊すことなくモスク内にカテドラルを作ったのでしょうね。
モスクの中で一番質の高いところでしょう
ユネスコの世界遺産に指定されている理由はもちろん、モスクの部分があるからこそ。