モデルニスモ Part 11 カタロニア音楽堂

ドメネク VIX
カタロニア音楽堂, Palau de la Musica Catalana, 1905〜1909年


メインファサードのコーナーの彫刻群

2階部分のギャラリー

インテリアは建設当時は更に派手な内装があったのですが、壊れてしまい、現在はこのステンドグラスがハデハデに残っています。

この天井からぶら下がるステンドはあまりにも有名

舞台側を眺める

逆の舞台から客席側を見る

ポリクロミーに飾りつくされたギャラリー部分

ギャラリーを裏側から見る

インテリアもセラミックで仕上げ


ホワイエ

大階段は、ガラスの手すり子が特徴



このテーブルももちろんドメネクのデザイン

シャンデリアも無論



切符売り場。今はメインエントランスが第2期の増築で別なところに取られてしまい、使われていません。

オリジナル・ドローイングですが、このパースは実際には見ることができません。とにかく旧市街の狭い所に建てられているからです。全景写真も撮れなくて、完成時に撮ったカメラマンがいましたが、レンズを特注で造って撮影に臨んでいます。

このドローイングは舞台背景にはセラミックが貼られ、フィギャーが取り付けられていますがそのためのもの。


音楽堂は近年2度にわたって増築されました。建築家はOscar Tusquets。この手前の部分は彼のデザイン。第1期の工事ではステンド・グラスしかなったためにこれの外側にガラスをはり遮音性を高めました。また、音響的には舞台の形が音がこもるような形になっているので、舞台をなるべく外に出すようにして客席にも音が流れるような配慮をしています。空調もこの第1期まで実はなかったのですがこの時期に装備されました。


側面ファサードはホールの長さになっているので長いのですが、柱頭は釉薬のかかったセラミック。全てデザインが違います。


コンサート時の音楽堂 2011年9月18日撮影