モデルニスモ Part 45 ジュジョール III

1911 マニヤ一チの店(現存しない),バルセロナ
1914—1930 カサ・ネグレ,サン・ジョアン・デスピ


? カルマリン、カルメリータス教会内,タラゴナ
1914 トーレ・デルス・オウス, サン・ジョアン・デスピ

1916 サンサルバドール・イ・ケラルトの家,バルセロナ
1918—1923 ビスタベージャの教会,タラゴナ


1922? ディアゴナル332番地の家,バルセロナ


一階にはレストランがある

1927 モントセラの礼拝堂(未完でしたが近年完成しました)


1929 スペイン広場の噴水,バルセロナ

1972年3月撮影
ところでこのバックのレンガの建物は取り壊されてしまいました。スペイン広場はいろいろ変ってしまいました。

1932 自邸,サン・ジョアン・デスピ

サン・ジョアン・デスピの市の建築官を務めていたジュジョールは自宅を設計しています

1939—1949 ベンドレイの教区教会の祭埴,バルセロナ
1943 サン・ホワン・デスピ教会の礼拝堂

ジュジョ一ルの作品の中にはガウディの構造的大胆さや,その発想の原点を見出すのは難しい。しかし1907年から1914年というガウディとの協同の時期の後建てられた「トーレ・デルス・オウス」または「トーレ・デ・ラ・クレウ」と呼ばれる郊外住宅は,三つのシリンダーから形成され,パラボリック・アーチの入口,長円形の丸屋根の原理といった手法を使っている。これは確かにガウディなのである。彼は建築家である前に偉大なる装飾家として記憶されるべきだろう。ミロを驚かせ多大な影響を与えたといわれる,グエル公園の集会場広場のベンチ,カサ・バトリョファサードを飾ったセラミックの輝きは,彼なくしてはないものだ。

A+U 1974年5月号より
続く

ジュジョールについては
2011年6月8、9,10,11日
http://d.hatena.ne.jp/Arquitecto/20110608/1307513629
にもあります