Garraf2011.09.24


午後遅くなってからほぼ思い付いてというか、ぶらりガラーフに行ってみた。今日は朝から雨模様だったから写真を撮るにはどうかと思っているうちに億劫になってしまい家で午後までテレビを見ていた。だから5時過ぎに夕焼けが綺麗だろうという事で急遽出かけたといった方がいいのか.....。
ブログでは今丁度ガラーフを扱っている。それは74年にベレンゲールの事を書いていて、どうしても腑に落ちないのでガラーフの小さいがあの何とも素晴らしい建物が本当にベレンゲールの設計なのかを調べ、それをエー・アンド・ユーで記事にしてもらったが、ブログではこの時の再録をしているのである。
ガウディのアーカイヴを管理し、最初のガウディの本を書いたラフォイスの書いたことを鵜呑みにしていたのが、最初の原稿で、“ガウディ周辺”というタイトルを付けた。この原稿を書いているときに、鵜呑みにしていたのは私だけではないのだが、どうにも納得出来ないので、これをバセゴダに話し、グエイの孫を紹介してもらった。同年10月に彼自らの案内でこの建物の中も見せてもらった。チャペルは素晴らしいプランであったし、あのフレキシブルなプランはまさしく現代建築である。結局証拠になるようなものは何も発見されなかったのだが、あの原稿はその後バセゴダ自身も引用している。
当時チャンピニオンを育てていたワイナリー部分は今ではレストランになっている。昔はそこで作っていた馬鹿でかいチャンピニオンを買いに行ったものだ。レストランになったそのおかげで建物の保存状態はすこぶる良い。若干“金”を使いすぎという感じはあるけれども、綺麗に庭まで手入れが行き届いている。どうやら夜にバンケットがあるらしく、外にあるテラスにテーブルが並んでいた。テーブル・クロスに子猫がじゃれついていた。

レストランのWebは
http://gaudigarraf.com/