サンティアゴの巡礼地 Vol. 9

12/フロミスタ/Frómista/ベネディクト派の修道院530 、San Martín de Toursがある。1066年頃建設で現在では教会堂のみが現存している。正面の两側に建つ円形プランの鐘塔から建築家は巡礼道経由でドイツから来たと考えられている。
パルメーラスという病院があったことが伝えられる他、巡礼者たちの重要な拠点であった。


シリンダー状の双塔が特徴

アプス部分はフリーズに細かな細工が・・・・

13/力リオン・デ・ ロス・コンテス/Carrión de los Condes /豊かな教会で知られる。Santiagoの教会は19世紀に再建されたものだが、12世紀末のロマネスク彫刻が美しい正面ファサードが保存されている。その他、Santa Maria de la Victoria教会(12世紀、南門が美しい)、Sant Zoiloの修道院(10世紀起源、16世紀の回廊、ベネディクト派)、Las Clarasの修道院(13世紀、17世紀再建)など、巡礼道時代の記念碑的教会堂が今に伝えられている。


中部建築ジャーナル 1986年4月号より