フランシスコ・デ・ベセーラ

Francisco de Becerra
生:不詳 没:1605年
スペインの建。建築家アロンソ・ベセーラ(Alonso Becera)を父とし、生地カセレスの片田舎エルギフエラ(Herguijela)に仕事を残すが、若くしてメキシコへ渡る。メキシコ、プエブラのカテドラル設計者(Puebla, 1575〜1649年建設)。 エクアドールのキトのサン・アグスティン教会(San Agustin, Quito, 1581年)、ペルーではリマ(Lima, 1598年)、クスコのカテドラル(Cusco, 1598〜1664年)を設計している。ベセーラの成功は16世紀の伝説を作り同時代の多くの建築家たちを新大陸にむけて送り出しているが、疑いなく最も豊かな才能を持ち合わせたのはベセーラであった。

三交社刊 建築家人名事典より


ベルモンテ、ホアン・ホセ
Juan José Belmonte
生:1809年 没:1875年
スペインの建。経済学と建築を学び、マドリッドの市の建築官を勤め、市役所の二重の螺旋階段、コリント式の柱のついたファサードを付け足したりの大改装をし、県庁の建築官としても病院、裁判所などを設計するが、1868年の革命に左遷される。


ベンフメーダ、トルクアトロ・ホセ
Torcuatro José Benjumeda
生:Puerto de santa Maria/1757年 没:Cádiz/1836年
ルクアトロ・カヨン*(Torcuatro Cayón, 1786年没)の弟子。カディスのアカデミー会員。カディスの市庁舎のファサード改装、王立監獄(1794年)。師の着工したサン・ホセの教会を完成させている。