フェルナンド・デ・カサス・イ・ノボア
Fernando de Casas y Novoa生：不詳 没：1749年
スペインの建。ガリシア地方でのバロック・スタイルの代表的作家。ルーゴのカテドラル回廊をガブリエル・カサス（Gabriel Casas）の図面に従い建設（Lugo, 1705年）。同カテドラルではヌエストラ・セニョーラ・デ・ロス・オホス・グランデス（Nuestra Señoras de los Ojos Grandes（1726〜34年）の祭室をデザインしている。ラ・コルーニャではカプチーノス（Capuchinos, La Coruña）の教会と修道院の建設を1714年依頼されている。サンチャゴ・デ・コンポステーラではサン・マルティン・ピナリオ（San Martín Pinario, Santiago de Compostela）の修道院で既成のプランに従って大回廊の建設に当たっている。同教会では大祭壇彫刻とヌエストラ・セニョーラ・デル・ソコーロ（Nuestra Señora deSocorro））の祭室及び祭壇を計画実現させている。彼の代表作はサンチャゴ・デ・コンポステーラのカテドラルの正面ファサード（オブラドイロのファサード，Obradoiro、1738〜49年）。
三交社刊 建築家人名事典より
主要作品
師没後ルーゴのカテドラル回廊の工事を継続(Claustro de Catedral de Lugo)
サンティアゴのカテドラルの先任者の後を継いでピラールのチャペル(Capilla de Pilar, Santiago de Compostela, １711年)
ベタンソスのドミニコ派教会（Iglesia de los dominicos de Betanzos）
孤児学校（Colegio de las Huérfanas, Santiago de Compostela）
ラ・コルーニャのカプチーノス修道院(Conjunto conventual de las capuchinas
ベルビスの修道院付属教会(Iglesia del convento de Belvís, Santiago de Compostela)
ルーゴのカテドラル、ヌエストラ・セニョーラ・デ・オホス・グランデスのチャペル(Capilla de Nuestra Señora de los Ojos Grandes, Catedral de Lugo, 1726年)
ビジャヌエバ・デ・アンドレス・デ・セデイラのベネディクト派修道院付属教会（Iglesia de los monjes benedictinos del monasterio, Villanueva de San Andrés de Cedeira, Redondela）
サン・マルティン・ピナリオの聖器堂、回廊、正面入り口(Sacristía, claustro y la portada principal del colosal monasterio de San Martín Pinario, 1740年 )
オブラドイロのファサード(Fachada del Obradoiro, Catedral compostelana)
