ヘロニモ・デ・ラ・ガンダラ

Jerónimo de la Gándara
生:Ceceñas, Cantabria/1825 没:不明
スペインの建。
アントニオ・ザバレテ*の弟子。1848年マドリッド建築学校を第1期生として卒業。奨学金を手にローマに滞在した他、ドイツ、イギリスなどを遊学。スペイン人でパルテノンを最初にスケッチした建築家とされている。
1853年以降母校へ戻り教鞭をとり、1855年学長となり、1855年まで教鞭をとる。 建築家としては帰国後フランシスコ・ハレーニョ*(Francisco Jareño)と仕事をし、サルスエラ劇場(Teatro de la Zarzuela, Madridほぼ原形をとどめない)を7カ月で1856年に完成させた。その後バジャドリッドのカルデロン劇場(Calderón, Valladolid1863年) ヘレスの劇場(Jerez de la Frontera)、あるいは1867年パリ万博のスペイン館等を残している。これらはイサベル2世時代の市域の拡張からくる公共建築の需要の時期と対応している。
《参考文献》
Navascués y de Palacio, P., 『Arquitectura y arquitectos madrileños del siglo XIX』