ガウディの家2 Vivienda Gaudí

所在地:Carrer Diputació 339, 3º2ª

仕事の関係というか、ガウディがサグラダ・ファミリアの仕事に集中するようになったころには新市心にコンセイ・デ・セントの家からサグラダ・ファミリアに近い家に移った。当時では、サグラダ・ファミリアのある敷地はサン・マルティン・デ・プロベンサルス(San Martín de Provensals)というバルセロナの隣町だった。このサン・プロベンサルスは 1897年にバルセロナ市と合併し、市の一部になったわけであるが、19世紀末にはまだ町外れというしかなかった。ここでもガウディはエレベータのない家を借りている。最上階であり、日本でいう4階にあたるので日常生活は大変だった事だろう。建物は貧しい、とても大建築家の住む家ではない。そして、ガウディは間もなく老いた父親の事を思い、この家を出てその後グエル公園のなかの一軒家に移っている。

ガウディの住んだ家のある建物

同エントランス・ホール 今でこそエレベーターが設置されているが質素な建物だ

この窓がガウディの家