リウドムスのガウディの家 Casa de Riudoms

作品解説
ガウディは晩年リウドムスの生まれだと弟子たちに語っている。リウドムスはレウスから7キロ少々の村。ここにガウディ家は一軒家を持っていた。リウマチに悩まされた幼年期はここで遊び、自然を観察したと、ここぞ我が家と言いたかったのかもしれない。ガウディの自然への洞察がなければやはり、あの一見摩訶不思議なデザインは生まれなかったのも確かであろうか。その意味では故郷は町中のレウスの家よりはリウドムスという事になるかもしれない。この家には次のようなプレートがはめられている。このマシアに敬虔なる建築家
アントニ・ガウディコルネット 
1852年6月25日に生まるる
リウドームスは生誕百年にこのメモリーを我が輝く人に捧ぐ

ガウディの最初の伝記作家であるラフォルスの「ガウディ」、一九二九年版の最初のベージで「アントニオ・ガウディはレウスの、今まで問違って言われてきたサン・ホアン通りの家ではなく、アマルダーラ通りの家で6月25日生まれている」となっている。 また、後年やはりガウディの弟子であるベルゴスはその著「ガウディ、その人と作品」で「自らそして繰り返して言っていたように、レウスとリウドムスの間にあるリウドムスのマス・デ・ラ・カルデーレーラに生まれた」としている。 また注釈にはサグラダ・ファミリア教会に通っていた他の弟子たち、ルビオ、スグラーニェス、キンターナも同じことをガウディの口から聞いたといわれている。
今は、血液関係のない他人が別荘として使っていて、ファサードの一角には「ガウディの家」という銘板が掲げられている。 ここもガウディ巡礼の地といえようか。
アクセス:レウスから約7km。タクシー。
入場:4月〜6月週末12時〜14時 7月、8月11時〜14時、17時〜19時、日曜は12時〜14時