ガウディが洗礼を受けた教会 Iglesia de Sant Pere, Reus

所在地:Plaça Sant Pere, Reus

1852年6月26日にこのサン・ペラ教会でガウディは洗礼を受ける。洗礼を受けた聖水盤は残されている。教会自体は1512年着工、1569年竣工している。作者はリオン出身のベネット・オトゲール(Benet Otger)とされるがこの作家は南カタルーニャでいくつか仕事をしているらしいが現在ではほとんど忘れられている。教会は後期ゴシック・スタイルで設建設され、後年ルネッサンスファサードが付け加えられ、アトリウム などがバロックで改装されているもののよく原形をとどめている。後年にはガウディの弟子でありこの辺りの出身者でもあるマルティネイがこの内陣でスペイン戦争後のダメージの修復工事をしている。
ガウディは後年この鐘塔の螺旋階段はインスピレーションを受けたと言われている。鐘塔の設計者は同じベネット・オルテゲールで、1543年の教会堂の奉納には間に合わず、後年の1566年に後任のドミンゴ・サロベ(Domingo Sarobé)によって完成されている。8角形プランで高さは62メートルと町で一段と高く聳えている。
サン・ペドロ教会のある場所と市役所のある広場(Plaça del Mercadal)、これが今でもこの街の中核となっている。


ガウディ・センター屋上から 奥に見えるのがサン・ペラの教会、手前がメルカダル広場、その広場に面して右手にある建物がドメネク・イ・モンタネールのカサ・ナバス