マジョルカのカテドラル改装 Restauració de la Catedral de Mallorca

所在地:Plaça de la catedral
作品解説
一九〇三〜十四年建設。マジョルカ島パルマのカテドラル(一三四六年奉納)はいわゆるカタルーニア・ゴシックの傑作で、これにガウディの手が加えられている。 いわゆる改装なのだが、ガウディ自らは修復といっている。 若い頃は別としても、晩年のガウディは宗教家のような日常生活を送っていたばかりでなく、宗教についても精通していて独自のヴィジョンを持っていた。 彼が修復と呼んだのは各時代での典礼式のはやりすたりがあって、これに対しての彼の意見を建築のプログラムとして組み入れたからであった。 祭壇の天井から下がるバルダキーノのデザイン、焼きごてや、ポリクロミックな彩色(弟子のジュジョールの活躍におうところが大きい)でシュールレアリスティックに仕上がっている僧席、可動式の階段などが残されているが、この他三原色を使ったステンド・グラス、トゥリニダードの礼拝堂、マジョルカ王の霊所などをガウディは検討していた。
アクセス:バルセロナから航空機で40分



ガウディの生前には独身のガウディが女物のガーターを柱につけたと批判された