ジョセップ・カナレタ・イ・クアドラス

Josep Canaleta i Cuadras (1875〜1950年)
建築家。サグラダ・ファミリアでガウディに協働して以来、ビックの街灯計画、カサ・バトリョ、ラ・ペドレラ、コロニア・グエイのプロジェクトでアシスタントを務めるが、同時にバルセロナの郊外のガバで市の建築官を務め、ビラデカンスの市場(Viladecans, 1933年),同屠殺場、ローダ・デ・テルの協同組合劇場(Rode de Ter, 1915)など、自身でも作品を残している。
ガウディが1910年、療養でビックへ行った時に依頼された街灯計画の制作の時4、ジュジョールが鉄細工などの装飾、建築的な担当をしたのがこのカナレタであった。ガウディが設置のためにビックを訪れたかどうかも定かではなく、翌年市役所にはこの設置に対して市民からの抗議が市役所に届けられたが、これには30人近い署名が添えられていた。ガウディはこれに対して変更を加えようと考えていたようで、1912年8月18日一通の手紙を書いている。この宛名がカナレータスだった。

撤去されてしまったビックの街灯