ジョアキン・ミル

Joaquim Mir i Trinxet (1873〜1940年)
スペインの画家。
バルセロナの美術学校に学ぶ。ガウディの友人の画家グラネの弟子でもある。『四匹の猫』に出入りをして時代の進歩的なアーティストと親交を深める。1901年にはサンティアゴ・ルシニュールとマジョルカへ移っている。その時代に秀作を幾つか残した。ジョアキン・ミルの名前が世間に知られるようになったのはその後の伯父がプーチ・イ・カダファルクに設計させた、カサ・トゥリンチェット(Casa Trinxet, 1904年、現存しない。)に描いた壁画であった。1903年には健康上の理由でレウスへ移住。風景画を描くようになり、この時代には高く評価されるようになる。その後転々とカタルーニャを移動してビラノバ・イ・ジェルトゥル(Villanova i Gertrú)に居を構えている。貧者のカテドラル(La catedral dels pobres,1898年)と名を付けられた作品が現在カタルーニャ博物館のコレクションとなっているが、これはサグラダ・ファミリアであり、そこにガウディらしき老人が描かれている。

貧者のカテドラル


Gorg blauのステンド1911年制作

同部分