ルイス・デ・ベガ

Luis de Vega没:マドリッド/1562年。
スペインの建。
1532年以降、コバルビアス*とともにカルロス1世( 1500〜58年。在位 1516〜56年)のお抱え建築家。コバルビアスがトレドで主に仕事をしているのに対し、ベガはマドリッド、セビージャで仕事を残している。甥のガスパール・デ・ベガが没後にはマドリッドの仕事を受け継いでいる。9世紀にイスラム教徒の侵入時に要塞として建てられたマドリッドのアルカサル(1734年のクリスマスに火災に会い現存しない)の改装、あるいはセビリアのアルカサルの設計を残している。カルロス1世の没後もその子フェリペ2世(1527〜98年。在位1556〜98年)に仕え、これを続け、没後はホアン・バウティスタ・デ・トレド*に受け継がれた。

《参考文献》

Urrea, J., 『El Palacio real de Valladolid』, B.S.E.S.A., XL-XLI, Valladolid, 1975年

セビージャのアルカサル