2012.12.26 Sevilla

セビージャの92年万博の前というのは結構この町に来た。もちろん、最初に来たのは72年の1月16日であった。最近では2006年6月24日から2日間いた。この時はあるプロジェクトのワークショップで、磯崎さんはじめ、ジャン・ヌーヴェル、フォスターらと一緒にビッグ・プロジェクトを立ち上げるために来ていた。更にその前というのは1996年3月20日に展覧会の設営でこの町に数日間滞在していた。漏れがなければ通算11回来ていた事になる。しかし、考えてみたらこの町をよく知らない。町の大きさも、人口も万博を境に変り、地方都市がメトロポリス化している。もっともこの変化のもとものと原因というのは地方自治政府が成立して、この首都としてこのセビージャが選らばれたことが大きな変化だったろう。公官庁がいくつも作られ、歴史建造物だけではなく主だった建物の修復が進んで、町がきれいになった。
西欧建築家事典を書いている時にはフィゲロアの仕事が非常に気になっていたけれども、これもチャンスがなくそのままになっていて、年末の休暇を利用して3日間セビージャに来ることにした。