タラゴナのイベロ族時代の石壁/Tarragona Época Iberos


イベロ族時代に築かれたタラゴナの市壁。ごろごろした奥の下の部分。また、切り石部分は古代ローマ時代、漆喰塗はそのさらに新しい建設です。ここだけで2000年の歴史が目にできます。1970年代撮影

市壁下部の大ぶりの石がイベロ族が築いたものとされている。2009年5月22日撮影

切り石は古代ローマ時代の部分。2009年5月22日撮影

このように時代が積層され、あるいは混在して積みあがり、時には宮殿、や民家の壁になったりしているのが面白い。この町のサーカス、フォーラムといったローマ遺跡や、ロマネスク、ゴシック時期の建設にもイベロたちが彫りこした石が転用されていった。
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ロマネスク期起工、ゴシックのファサードを持ったタラゴナのカテドラル、これもイベロ時代の石が使われているのかもしれない。1972年撮影。

町のポーチにも転用されて使われていることだろう。これがまさに町の歴史としてしっかりと残されていますね。1999年4月13日撮影