スペインのケルト/Celtas en Península

Coaña
コアーニャでは4メートル近い高さを持つ壁が残っており、これらはかなりせい高であったとも考えられている。また、これらが2500年以上たった今日、この辺りのパジャサ(Pallaza)と呼ばれる民家として、ほとんど正確に受け継がれているのである。
これらのカストロ中央ヨーロッパケルト族が残したいわゆる《リング・ウォール》なのであるが、イベリア半島では紀元三世紀までも生き続け、そのうえ量的にも、ベルギーに劣らない発展があったと考えられる。
このいわゆるポスト=ハルスタット期に属するカストロ文明は、紀元前3世紀に始まり、紀元2世紀までも長々と温存されるのだが。最後の二世紀にはローマの影響を見逃すことはできない。

アストゥリアス地方コアーニャのカストロ

同コアーニャのカストロのダブル円形プランの住宅

ガリシア地方サンタ・テクラのカストロ1987年10月撮影

サンタ・テクラ

サンタ・テクラ
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