Grimshawのガリシア銀行文化センター、La Coruña 1998-2004


銀行に展示されたセンターの模型。
1999年12月2日撮影


工事中の正面ファサード ガラスのスクリーンには映像が映っています

完成時の正面ファサード

正面とは打って変わって、裏側のファサードは周辺の建物との取り合いは面白いことになっています。

左手の建物は管理棟

エントランス・ロビーにある吹き抜け


地下にはオーディトリアムがありますが、客席の勾配をうまく使い、押し込めるようにオーディトリアムは出来ています。

ファサードにとりつくパノラマEVは前につんのめるようになっていますから、EVに乗ると不思議な体験ができます。地下はこれがやはり光は最下階まで届くようになっています。


四角い切りぬきはこの窓からファサードに下げられたガラスに映像を流すため


ファサードの石は背面のファサードから重ね貼りをして、しかも切り替えをしなくてこのヴォリュームを包むように設計されていますから、正面ファサードでは水がファサードの中に入るようになってしまいます。そこでこのような不思議な収まりになっています。ギリシャ産の大理石をイタリアで加工、フランスでガラスに張り付けています。正面ファサードは映像を投影することも考えられています。