エル・カプリチョその後


以上1990年12月撮影


以上1992年3月撮影


以上2007年6月15日撮影

TOTO出版
我が街バルセローナ
1991年
90ページより

エル・カプリチヨ
1883〜85年。ガウディと同級の力スカンテCrístobal Cascanteは、ガウディと共通の師マルトレイのコミージャスの現場監理を引き受けて、すでに1881年このパンテオンの建設の頃からコミージャスに住んでいたと考えられている。
遠距離にあるガウディの作品のうちでも比較的密度の高いこの作品,は、こういった共同者がいたことに負うところが人きい。カスカンテとは学生時代、シゥタデ一リャ公園Parc de la Ciutadellaでフォンセレの事務所で'机を並べていた仲でもあつた。この別荘は一部半地下、1層に屋根裏部屋がつくという構成で、角に塔が建ち、全体としてアラブ的な雰囲気をかもし出している。
外壁にはレリーフのついたセラミックが貼りつけられ、時代的なヒマワリがそのモチーフに使われている。内部は改装されレストランEl Capricho de Gaudíとして使われている。この村には、ガウディのは他'、師のマルトレイや同輩のドメネックLuçis Domènech i Montanerの作品が残されて、モデル二スモはこの村から始まったとされている。

El Capricho
所在地Comillas
交通:バルセロ ナから空路でSantanderまで(毎日1便)車でならA2号線でZaragozaへ行きA 68号線に乗ってBilbaoの手前でA8号線に乗り換え、国道N634号線を使ってCabezón de la Salを右折する。宿泊:ComillasのホテルはあまりよいのがないのでSantillana del Marのパラドールがいいだろう。Parador Nacional Gil Blas ℡942-816000。この村もComillasにひけをとらない美しい街だ。アルタミラのCuevas de Altamiraなどと組み合わせれぱいい旅行となる。
見学:レス卜ランEl Capricho de Gaudíは13時から宮業。小さいがバルもあるので中を覗ける。裏にあるガウディはレス卜ランになってからつくられたもの。修復もいまひとつであり、また、料理の味もかなりひどい。