エントランスまわり


エントランス・ホールに入る 正面の入り口がバトリョ家へのアクセス、左が賃貸し用の住宅へのアクセス
2002年1月12日撮影

右に進むと賃貸し住宅用のアクセス

賃貸し用の住宅への階段
以上2002年1月28日撮影


賃貸し用の住宅へのエレベーター
以上2008年2月17日撮影

ガウディにしてはシンブルといえる鉄細工のあるファサード左側の入口を入ると、正面突き当たりにもうひとつのドアが目に入ってくる。これはバトリョ家の住居へと導かれ,右の方に進むと賃貸し住宅のための階段がうねるように壁を伝い登っている。さらに進めば内パティオ、ここにエレベーターがある。また、これら全てを見渡せるように管理人のブースが適宜にガラスがはめられて置かれている。
この玄関ホールはその後、ダリが言う「軟らかくて毛深いもの」なのだろうか,すべての説角は削られ、ほどよく丸みが付けられ、天井はベージュと淡い逭で、あたかもモザイクを張り合わせたかのように描かれ、さらにこれに続く壁も手描きで飾られ、腰壁にはレリーフの付けられたぼてっとしたセラミックが張られている。それらが外部から、内パティオから、あるいは突拍子もないところに付いたトップライトから入る光で、ぼんやりとしかも柔らかく浮かび上がつて不思議な世界を生み出しているのである。

腰部分のセラミックと壁面のモチーフ

2008年2月17日撮影