サンティアゴの巡礼地 Vol. 15

21/プエルトマリン/Puertomarin /かっての村はダムに水没したが、San Juan教会などは移築されて現在の村に再建された。12世紀の建物で要塞化しているのが特色。

22/ラパコージャ/Labacolla/サンチヤゴはすでに目前に迫っている。巡礼者は長旅の汗を流し、体を清めるためにここで風呂に入る習憤があつた。

23/モンショイ/Monxoy/すでにサンチヤゴの聖堂がここから見える。巡礼者たちはここから素足で歩いたと言われ、巡礼者は競って聖堂へ向かって駆けた。最初に着いた人は「王(Rei)」と呼ばれ、帰国してからは名をレイと変えた巡礼者も多かったという。フランス人でRoyあるいはLeroyの姓氏はまさにそれである。

参考文献抄錄

"Liber sancti Jacobi」 Santiago de Compostela, 1914年 W. Muir, Whitehillの注釈つき
Vázquez de Parga 「Las peregrinaciones a Santiago de Compostela」 Madrid. 1948年
Antonio Bonet y Correa "Santiago de Compostela,Madrid, 1985年


中部建築ジャーナル 1986年4月号より


はるかサンティアゴのカテドラルが見える

サンティアゴの町は小高いところにあるので坂道も多い

カテドラルのバロックファサード

綴織の階段はこのカテドラルでひとつのタイポロジーとして確立

ロマネスク期のファサード グロリアスの門

巡礼者はこの柱に手を置き、無事の到着そして礼拝の開始

裏側にはこのグロリアの門の作者、マエストロ・マテウの像が彫られている

カテドラル内陣


名物のタコ

こちらも名物のナバハ(まてがい)

こちらも定番ピーマン