アルフォンソ・カルボネル
Alfonso Carbonell生：不詳 没：マドリッド／1660年
スペインの建。1620年から王室建築長となる。マドリッドのエンカルナシオン教会のファサード(Encarnación, 1611年)、ブエン・レティーロのカソン（Buen Retiro, 舞踊会場としてつくられ、現在はプラド美術館の別館。1631~33年頃）、市庁舎（1644年開始。18世紀にビジャヌエバ*によってファサード改装）、またロエチェスにドミニコ会の修道院（Loeches, マドリッド、1635〜38年）、そして、エル・エスコリアル宮のパンテオン（El Escorial, 1645〜54年）を八角形プランのバロック様式で建設している。幾何学的効果をねらい、インテリアでは高価な材料を使っての仕上げを好んだ建築家。
三交社刊 建築家人名事典より
《参考文献》
Martorell, R., 『Alonso Carbonell. Arquitecto y constructor del siglo XVII』, Revista Española de Arte, 1936年
ブエン・レティーロのカソン
