ファン・ヒル・デ・オンタニョン

Juan Gil de Hontañón生:Rasines[Cantabria]/1480年頃 没:サラマンカ?/1526年
 スペインの建。石大工として働き始め、ファン・デ・コロニア*と協働したこともある。その後サラマンカに居を構え、同地の新カテドラルの建築長に任命され(1512年、1516年まで)、これをゴシック様式によって建設を始めている。ホアン・デ・アラバ*とともに使徒のチャペルを完成させている。1513年にはアルフォンソ・ロドリ−ゲス*とともにセビリアの建築長に任命。ここでは祭壇側壁を設計、リスボン地震で崩壊したランターン・タワーの再建もしている。グラナダではカテドラルでエンリケ・エガス*と仕事をし、またセゴビアのカテドラルにも着手している。パレンシアのカテドラルでは回廊を担当。

《参考文献》
Agapito y Revilla, J., 『Un laboratorio arquitecto castellano del s.XVI: Rodrigo Gil de Honañón』, A.E.A., XIV, 1940-1941年

三交社刊 建築家人名事典より

サラマンカの新カテドラル