ホセ・ヒメネス・ドノーソ/別名ヒメネス・ドノーソ

José Jiménez Donoso/ Ximénez Donoso

生:Consuegra[トレド]/1628年 没:マドリッド/1690年
 スペインの建、彫、画。17世紀後半のマドリッドで活躍したバロックの代表的な作家。画家である父アントニオ・ヒメネス・ドノーソ(Antonio Jiménez Donoso)に学び、その後フランシスコ・フェルナンデス(Francisco Fernández)に学んだが、その死にイタリアへ行く。 1647〜54年にはローマに滞在、このことからイタリア・バロックのスペインへの導入者と位置づけられてきた。マドリッドで主に活躍し、サント・トマス教会回廊(Santo Tomás1655年頃)、サン・ルイスの教会(San Luis, 1679〜89年)などを建設したとされているが、いずれも現存せずよくわかっていない。