サン・フェリペ・ネリ教会 Església de Sant Felipe Neri

所在地:Plaça de Sant Felipe Neri

医師であり友人のサンタロは前立腺癌で1926年夏に手術を受けたが、ガウディは6月の7日まで毎日病院に通い彼を見舞いに行っていた。1912年姪のロゼールが死ぬと、ガウディは肉親を全て亡くしてしまうが、この時にサンタロは休みのときには必ずガウディをグエイ公園を訪ね散歩を一緒にし、旧市街まで一緒に歩いた。ガウディはしゃべり好きで、サンタロは聞き手にまわるのが常だったと言われる。旧市街近くになるとサンタロはアテネオ(Ateneu Barcelonès, 1860年設立の文化団体)に向かい、ガウディは当時日課となっていたサン・フェリペ・ネリの教会へ行くために分かれた。
ところで、サンタロを6月7日以降病院に見舞いに行けなかったのはガウディ自身が市電に轢かれてしまったからであった。

ガウディがミサに通ったサン・フェリペ・ネリの教会

スペイン戦争の弾丸の跡も生々しい教会の外壁

サンタロがよく立ち寄ったアテネ