フアン・マルティン・セルメーニョ

Juan Martín Cermeño
18世紀カタルーニャで活動。
スペインの軍事エンジニア。
バルセロナで、シウタデーリャの要塞を作るために移転させられた人たちが住む場所として作られたバルセロネータ地区を設計。若い頃からエンジニアリングに興味を示し、モロッコのスペイン領メリージャで総督アロンソ・ゲバーラ(Alonso Guevara Vasconcellos)の指示のもと旧市街の外回りの改装をしている。1749年にはカタルーニャの軍事技術者長として任命されバルセネータの設計を担当する。セルメーニョはフェルブーンの原案を退け、現在のような都市計画を考案した。また、同市のモンジュイックの城の改装も手掛けた(Montjuic, Barcelona, 1753〜1779年)、その他フランスとの国境のフィゲーラス(Figueras, Girona),スペイン領時代のオランの総督として1758年任命。その子ペドロが後を継いでいる。1771年にはアメリカに渡りモンテビデオカルタヘナの防衛計画なども作っている。

タワーの奥半島状に見えるのがバルセロネータ