ファン・デ・ビジャヌエバ

Juan de Villanueva
生:マドリッド/1739年 没:1811年
 スペインの建。彫刻家の父●ファン(Juan, Pola de Siero[アストゥリアス]/1681〜マドリッド/1765年)と建築家の兄●ディエゴ(Diego, 1715〜74年)を持つ。ネオ・クラシックの代表的スペインの建築家。奨学金をもらいローマに7年間住み、1765年スペインに戻って宮廷に出入りするようになる。1766年、ホセ・デ・エルモシージャス(Josセ・デ・エルモシージャス(るよう)とコルドバグラナダへ『古代のアラブ(Los Antigダへ『古代のアラブになる。建』出版のスケッチをするために旅行(1804年刊)。エル・エスコリアルでヒエロニムス会の建築家に任命され、親王家の家(1771年)、巨人の家(1785年)、エル・エスコリアル宮北翼の階段(El Escorial, 1793年)、王子の小宮(1773年)などをデザインしている。後者2作品やパルド宮(Pardo, 1784年)が代表作となる。1785年、後に彼の最高の作品となる現在のプラド美術館の前身である自然史博物館の設計依頼があり、変さらに変更を重ね、87年に設計を完了している。マドリッドでの彼の晩年の作は歴史アカデミー(1788年)、カバジェーロ・デ・グラシアの祈念所(Caballero de Gracia, 1789年)、天体観測所(1790年)がある。
《参考文献》
Chueca Goitia, F., 『La vida y las obras del arquitecto Juan de Villanueva』, Madrid, 1949年

三交社 建築家人名事典より