ジョアン・トーラス・イ・グアルディオラ

Joan Torras i Guardiola (1827〜1910年)
スペインの建。

ガウディはもちろん、師であるエリアス・ロージェント*、先輩のドメネク・イ・モンタネールなどの師にも当たる。バルセロナ近郊のサバデイのパン屋の子として生まれ、1854年に建築家のタイトルを得る。2年後には後にバルセロナ県立建築学校となる、建築職業訓練学校の教師となる。建築学校では30年間教鞭をとったと同時に鉄骨構造を得意としたゼネコン(Casa Torras, Herrería y Construcciones)を経営している。建築だけではなく、道路、橋、鉄骨による大規模架構などを実現している。ガウディとは教室の他、フォンセレ*のシウタデーリャ公園の大滝のための水圧を得るための高架貯水タンクの設計で接触しているが、地元であるサン・アンドレウ(当時はバルセロナに隣接する町であった)にあるサンタ・パシアの教会を設計、施工した時(1876年)、この内装をガウディに担当させている。また、後年グエイ館、ラ・ペドレラなどでも鉄骨部分を施工している。

トーラスについては以下にもあります。
http://d.hatena.ne.jp/Arquitecto+AntoniGaudi/20120818/1345267020
http://d.hatena.ne.jp/Arquitecto+AntoniGaudi/20120421/1335041406
http://d.hatena.ne.jp/Arquitecto+AntoniGaudi/20110808/1312785131
http://d.hatena.ne.jp/Arquitecto+AntoniGaudi/20110804/1312435125